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テさんは基本的にM役をぶっ叩いたり痛めつけたりが仕事なんだけど、中には際どいプレイもあったりしてそろそろ辞めたいと思ってる。恋人のデくんにあまり見られたくないというのもある。あとは年齢的な問題。
デくんは1年ほど前に、会社の同僚に無理矢理このバーへ連れてこられて、その時に見たショーでS役してるテに何故か一目惚れ。その後すぐに会社辞めて、ウェイターとして入って来た。テは速攻で告られ、押し負けした感じで付き合うことになって今に至っている。
そんなウェイターのデくんは縄師も兼ねている(見習中)ので、ショーでM役を縛ったりもする。当然ショーで披露するためには練習必要なので、テさんが練習体となって夜な夜な縛られている。からの話↓
「今日もやるのか?」
「ああ」
そう言って頷いたデイビットの手には見慣れた赤い縄が握られていた。テスカトリポカは衣服を全て脱ぎ捨てると、デイビットに背を向けて立った。デイビットの手が両腕を掴み、背中で一つに纏める。普段なら自分に巻かれることのないソレが、彼の手により手際よく身体へと巻かれていく。
(こいつ、本当に縛るの上手くなったな……)
最初のうちは痛くて文句を言うこともあったが、今では縛られる痛みは殆ど無く、寧ろその締め付けが心地良いと感じてしまうくらいだ。両腕は後ろで重なり合うよう縛られ、背中から胸も縄でしっかりと固められている。部屋の中にある姿見で縛られた姿を確認してみれば、縄によじれや弛みもなく見た目も申し分ない。当然、自力で解くことも不可能だ。これなら、明後日のショーで実践できるだろう。
「上出来だ、デイビット」
「……もう少し縛ってもいいか?」
「あ?」
上半身を拘束されたまま、ベッドに押し倒される。片脚を折り曲げられて、そこへするすると赤い縄が巻かれていく。今まで下半身への緊縛をさせたことはなかったのに、その手つきは恐ろしいほど躊躇いがなく、無駄が一切無かった。片脚をあっという間に縛り上げられ、呆気にとられている間に、もう片方も同じようにされてしまっていた。脹脛と腿裏を密着させるように縛られると、脚に力が入らず蹴飛ばすこともできない。下半身は相手のされるがままとなってしまう。今がまさにそんな状況だ。膝を掴んだデイビットに脚を大きく拡げられて、無防備に晒された局部をじっと見つめられている。何か文句でも言ってやりたいと思うのに、口から出てくるのは何故か熱っぽい息だけ。この状況に興奮しているのかと気づいたときにはもう手遅れだった。
「最高だよ、テスカトリポカ」
とうっとりした顔と声で言いながらも、デイビットのやっていることはえげつない。膝が胸につくくらいまで体を折り曲げれられ、尻を天井に晒すような格好のまま、尻穴を舐められる。ちゅくちゅくとわざと音を立てながら、舐められて吸われて、触れられていない性器からはだらだらと先走りが垂れ始めた。あまりにも屈辱的だと言うのに、身体は確実に快感を拾って、口からは甘い吐息と声しか出てこない。
「あっ、ぁ……ッ、んんっ」
「ああそうだ。これも」
どこから取り出したのかデイビットの手には黒いアイマスクが握られていた。もちろん、一般用ではない、ソレ用のアイマスクだ。視界が一瞬で真っ暗になり何も見えなくなる。それだけで全身の感度が一気に上がったような気がした。
「……一度Mの経験をしてみるといい」
少しS気のあるデイビットの声を聞いて、心臓が馬鹿みたいに高鳴り始める。
こんな感じでM経験(縛り(性器含む)、言葉責め、クリップとか)させられる感じ。
この一晩でMの素質があるのを自覚させられて、デイビットくんとのえっちのときは度々ソフトSMするようになったとか。