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何だかんだあったけど、初夜(※二人とも経験あり。テさんは非処女)を無事迎えることになったデテ。シャワー浴びて準備完了、デくん心臓バクバクさせながらベッドイン。抱き寄せて、キスをしようとしたら、ふとテさんが神妙な顔して「……少し話があるんだが」と切り出してきたので、別の意味でドキドキしてくる。下半身は勃起したままです。
「……話?」
「……あまり、言いたくないことなんだが、黙っておくのもどうかと思ってな」
珍しく歯切れ悪い物言いにデくんの緊張はじわりと高まっていく。まさか、身体に幻滅された?肉体はこの日の為に絞ったし、邪魔になりそうな体毛は処理してるし、匂いも残らないよう隅々まできれいに洗った。身体以外にどこか駄目なところがあるのだろうかと悶々としていたら、テさんが躊躇いがちに口を開いた。
「……オレは性欲が強いんだ」
「……………へ?」
まったく予想もしていなかった言葉に間抜けが声が出てしまった。
「ヒいてるだろ……」
「ヒ、いてはいないが……」
性欲が強い?と頭の中でぐるぐると考える。それはつまり……
「……セックスが好き……ということか?」
「……っ、まあ、そういうことだ」
目元ほんのり赤く染まって、心なしか目も潤んでる。自分よりも年上で、この見た目で、実はえっちが好きで、別に言わなくてもいいのに自ら「性欲強い」と恥ずかしそうにカミングアウト。さっきまで感じてた妙な緊張感は全て吹っ飛んだし、下半身はますます欲熱を帯び始めた。腹の底からこみ上げて来る衝動に任せるまま、ぎゅっとテさんの身体抱きしめる。
「……いい。全然構わない」
「……昨夜、オマエに抱かれるの想像してヌいてたんだぞ」
「これからはもうそんなことしなくていい」
淡々と言ってるけど、ひとりえっちしてるテさんを脳内で想像して実際はかなり動揺している。必死で冷静装い中。カッコ悪いところを見せたくないという男の子の意地。
「……満足させてくれるか?」
「ああ」
どちらからともなく顔を寄せてそのままキス。 尚、デくんの下半身はまったく冷静ではなかっため、この後テさんの太腿が少し触れただけで見事に暴発。男の子の意地は肉欲の前では無力だった。
「ま、男の脳ミソは下半身と直結してるからな」
太腿にかかった精液を拭きながら言うテさんと目が合わせられないデくん。射精後の賢者モードもあり心の中で泣いていた。
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